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マルセイユタロット 大アルカナ 16 神の家 意味まとめ

16 【神の家

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マルセイユタロット 大アルカナ 神の家


天からのびるイカヅチと崩壊される塔、落下する人間

 

【意味】

一生懸命に外に向かって築き上げてきたものが壊される

人生の安定や自分の価値を証明するためにこれまで積み上げてきた物が壊されるとゆうことはあるものです。どんな天災を想定したとしても人間の力の及ばない事はおきます。つまりはどんな備えをしたとしても想定が崩されることがあり、それは決して悪いことばかりではないとゆうことです。壊されることで新しいものが入ってくるきっかけにはなります。そしてそんな時は原因を追究するよりも出来事をそのまま丸っと受け止めて次に進む、とゆうことです。

【どんな時このカードがでるの?】

・限界に達した時

・爆発がおきた時

固定観念で凝り固まってしまっていてそれが揺らぐ時 

・ストレスが溜まっている時

・壊される事で動く時

【こんな世界観】

人は何か目標を設定し計画し実行し結果を積み上げていって固くて高い頑丈な城を築こうとします。あらゆるトラブルを想定し安住を手に入れようとします。しかし、どんなに強固な城を築いても予測が裏切られることはあり時代も移り変わり城も古くもなってきます。しかしこの築き上げた城(価値観・固定観念)では世間には受け入れられなかったり自分だけが素晴らしいと感じていて外の世界からは取り残されているとなればこの城から外に出ていく必要がでてきます。しかし完璧だと思っている城から外にでるとゆうのは実はとても怖いこと。そんな時この城が想定外の出来事で壊されたとしたらどうでしょう?出ざる負えませんよね。いってみれば手荒い方法ではあるにせよ固い殻を壊されることで動くきっかけができるとゆうことです。城の作りが悪いわけでも計画が間違っていたのでもなく、ただそれは壊すタイミングだったとゆうだけのことです。

 

【まとめ】

神の家が出る時は、その状態に限界を感じていたり息苦しさがあり硬直状態がきているといえます。何かを始めたばかりの時にはまだこのカードが出る事はないでしょう。しっかりと一生懸命に積み上げて高くなればなるほど身動きは取りづらく固い鎧が必要になってきます。なにせ取り繕わなくてはいけないのですから。。。

どんなプライドがありますか?守りたい立場は?信念は?

そんなことを問いかける時かなと感じます。

守ってくれているいわば自分のアイデンティティ。それが成長の妨げとなっているとしたらどうでしょう?確かにとっても怖い。でも、ずっとこの硬直状態にいるよりもいっそ壊してもらって風通しよくなった方が身軽でいれるのかも、と感じたら神の家も悪くはないかな、と私は思います。

 

 

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