マルセイユタロットの世界観(意味) 5 教皇 <正しいものは心、それが全て>
5 教皇
世の中が「正しい」と認められている事こそが善である
【図像】 教皇が信者に神の教えを説いている
①上かた下へと、一方的に教える(押し付ける)
②神の教えこそが、ルール、規範で従うもの(決まっている)
③Ⅴとは、理想や観念、大義名分、精神世界、綺麗ごと。
【意味】
理屈や感情ではなく「良心」「道徳」「神様だったらどうする」かで判断する。
正しいとは何か?といったときに、皆が正しいと思える事こそが最善である。
ルールや集団意識が正しいのでそこからはみ出て個人の主張(オリジナル)をするのは異端となる。
「正しい」を「先生」や「目上」に求めるので、自分の考えは排除できる。
宗教やスピリチュアルの世界はいいお話を信じることで悟ったり救いがあると考える。
「人生の苦しみには意味がある」と信じて「神の世界」へと目指す。現実逃避(現実世界は変わらない)
苦しみの意味をしってありがたがるだけ。
ルールこそが絶対なのでそこからいかなる理由があろうとも
【どんな時このカードがでるの?】
・若い人や社会のルールが未熟な時
または
・目標とか信頼できる人が必要な時
【こんな世界観】
◆恋人は自分の事をどう思っているのかしら?
社会的にちゃんとした関係と考えているし、窮屈と感じてはいるけど結婚といった形式的な事も範囲内。
◆フリーターの女性で仕事を辞めたい時、
会社っていうのは組織だしルールには従うものだよ。そしてもっと目標となる高見とか信頼できる人を見つけてみると違ってきそうだよ。
◆義父が嫌いなんだけど、、、
あくまでもいい嫁を意識してくこと
◆遺産相続
泥沼になっても「神様だったら何て言うか?」考えてみていい人でいてみて。
信頼できる人を見つけてみると気持ちも安定してくるかもね。
攻めてこられようと何されようとも「戦争は絶対反対!」
【世界観の位置づけ】
・主体性・中
・位置・心 →心が満たされたい
【オポジションカード(対比)】
◇15 悪魔
・・> 異端、悪い考えに囚われていて判断できない
コラム
4皇帝 は 自分で決めて自分で実行して結果がすべてと変えていく現実主義。
目標は自分の城。(教皇は皆の心の平穏)
5教皇 は 自分を優先させないで皆がとか先生がといった縦社旗で必要な考えかた。システムや統合、統治に必要。
2女教皇 は 嫌な物はいやだから仕方がないと言って、5教皇は教えに忠実かどうかと言って、8正義は五分五分の折り合いをつける。