マルセイユタロット 大アルカナ 17 星 意味まとめ
17 【星】
裸の女性が川にツボの水を流していて空には星が輝いています。
【意味】
純粋で無垢になる事。すべてを水にながしてすっきりとして「ま、いっか」とする事
他人によく見せようとしたり(目的・欲)、寒さから身を守ったり(防護)、周囲にあわせようとしたり(重荷)していた服(鎧)はすべてここでは無意味で邪魔だとゆうことです。
最も尊いもの以外は不要となってしまいます。
周囲の期待、エゴ、プライド、それらがすべてなければスムーズに先へ進めるはずです。ここではすべてを流してしまいましょう。コントロールは不可だとゆうことを知る段階です。
【どんな時このカードがでるの?】
周囲にどう思われているかを気にしている時や、目的や願望があるかないかが問われている時に出るカード
相手や外の事をコントロールしようとしてうまくいかないときに出るカード
【こんな世界観】
【例】子供が全然勉強しなくて困っているお母さん。勉強はしなくちゃいけないよね、いい大学いい会社には就職できないものねぇ。でもお母さんは子供をコントロールなんてできやしません。心配しないのは親としては無理かもしれないけどお母さんは子供の時よく勉強したのかな?出産のときはどんな子が生まれて来てほしいって願ったかな?元気なんだから「ま、いっか」って声にだして言ってみてください。
つまらない欲(相手を思い通りにコントロールできると信じている事)を手放さない限りはお母さんの苦労はなくなりません。
【例】新しい企画を立ち上げようと思うんだけどどうだろう?もし単純にやりたいとか楽しみたいとゆう無欲の状態ならいいけど、そこに目的や欲があるなら手放してごらんっていってるよ。あるなら放せ、ないならすすめ。
【まとめ】
主体性は全くないので「何もかもを手放す段階です」
何か「あきらめ」に似てどうにかすれば叶えられる!と信じている人にとっては確かに「諦め」で残念と捉えてしまうでしょう。
しかし頑張れは何でも叶えられているでしょうか?
成功とゆうものをどの様に捉えるかは人それぞれで、ここで苦しいと考えるひとはエゴと欲で無理やりかなえようとしているとゆうことです。個人の無力さも認めるそんな大人なカードです。
私はアメブロを書いているのですがそれについて出たカードが「星」でした。
単純に本音で思いっきり出しまくればうまくいくのね、と解釈しそうですがやや違っていました。
ここでは「目的・欲」があるかが大事となってきます。
私の場合はアクセス数とゆう目的がありました。つまりどんなに本音をあけすけに書いて頑張ってもアクセス数にはつながらないとゆうことです。ただやりたい、書きたい、そんな純粋な気持ちであれば内なるその純粋なものは輝きだす、とゆうことと解釈しました。ま、そんな輝きもみたいならやってみてもいーよね。しょーがありません笑
マルセイユタロット 大アルカナ 16 神の家 意味まとめ
16 【神の家】
天からのびるイカヅチと崩壊される塔、落下する人間
【意味】
一生懸命に外に向かって築き上げてきたものが壊される
人生の安定や自分の価値を証明するためにこれまで積み上げてきた物が壊されるとゆうことはあるものです。どんな天災を想定したとしても人間の力の及ばない事はおきます。つまりはどんな備えをしたとしても想定が崩されることがあり、それは決して悪いことばかりではないとゆうことです。壊されることで新しいものが入ってくるきっかけにはなります。そしてそんな時は原因を追究するよりも出来事をそのまま丸っと受け止めて次に進む、とゆうことです。
【どんな時このカードがでるの?】
・限界に達した時
・爆発がおきた時
・固定観念で凝り固まってしまっていてそれが揺らぐ時
・ストレスが溜まっている時
・壊される事で動く時
【こんな世界観】
人は何か目標を設定し計画し実行し結果を積み上げていって固くて高い頑丈な城を築こうとします。あらゆるトラブルを想定し安住を手に入れようとします。しかし、どんなに強固な城を築いても予測が裏切られることはあり時代も移り変わり城も古くもなってきます。しかしこの築き上げた城(価値観・固定観念)では世間には受け入れられなかったり自分だけが素晴らしいと感じていて外の世界からは取り残されているとなればこの城から外に出ていく必要がでてきます。しかし完璧だと思っている城から外にでるとゆうのは実はとても怖いこと。そんな時この城が想定外の出来事で壊されたとしたらどうでしょう?出ざる負えませんよね。いってみれば手荒い方法ではあるにせよ固い殻を壊されることで動くきっかけができるとゆうことです。城の作りが悪いわけでも計画が間違っていたのでもなく、ただそれは壊すタイミングだったとゆうだけのことです。
【まとめ】
神の家が出る時は、その状態に限界を感じていたり息苦しさがあり硬直状態がきているといえます。何かを始めたばかりの時にはまだこのカードが出る事はないでしょう。しっかりと一生懸命に積み上げて高くなればなるほど身動きは取りづらく固い鎧が必要になってきます。なにせ取り繕わなくてはいけないのですから。。。
どんなプライドがありますか?守りたい立場は?信念は?
そんなことを問いかける時かなと感じます。
守ってくれているいわば自分のアイデンティティ。それが成長の妨げとなっているとしたらどうでしょう?確かにとっても怖い。でも、ずっとこの硬直状態にいるよりもいっそ壊してもらって風通しよくなった方が身軽でいれるのかも、と感じたら神の家も悪くはないかな、と私は思います。
マルセイユタロット 大アルカナ 15 悪魔 意味まとめ
15 【悪魔】
上半身が女性で下半身が男性で翼がついている。人間二人には尻尾がはえている。
【意味】
どっちつかずでハッキリしない中途半端な状態こそが混乱や気持ち悪さの原因になっている。
常識では収まり切れないことを異常とし、判断できないから気持ち悪くいけない事と感じるもの。そして人は心に絡む事を頭でコントロールしようとしてもなかなかできません。いけない、とわかっていてもそれが人の心の欠乏を埋めるためだったり不純でよこしまな動機だったり。心の欠乏をうめるために囚われてしまって鎖でつながれているのは何かよくわからない正体不明なもの。不健全で不道徳なもの。しかしあまりにもその欲が肥大化してしまって抜け出せなくなって居続けることは中毒とゆうことです。
【どんな時このカードがでるの?】
何かに囚われている時
実はただ心の穴を埋めるのに都合がよい事を信じている時
冷静に考えられないくらい魅力的で蜜な事、けれどそれ以外は地獄と考えてしまっている事
健全ではない不自然な時
辞めた方がいいとわかっていても辞めれない事
囚われや執着がある時
【こんな世界観】
人間だれしも清く正しくばかりでは生きてはいけないもの。弱みもあって当然。しかしその弱みを隠してくれる物を探して安心しようとしてしまいます。そしてそれがやがて拡大していくと問題を生み出すばかり。
弱さはあってあたりまえ、一部と捉えてしまえば囚われも欠乏もなんてことはない事になっていく。
出会いも子宝もご縁です。自然の摂理です。
それを何が何でもとゆうのは執着です。
【まとめ】
あなたにとっての悪魔はなんでしょう?あなたにとっての欲望は?動物となってまで欲するものってなに?
子宝についてのご質問で「悪魔」でした。多くの方がお子様を望むののでご質問者さんも願望からやがて欲望にかわり・・となってしまっているのでしょう。この世の中は合理的主義に偏り過ぎて自然やご縁とゆうものを忘れてしまいがちです。とはいえご質問者さんのお心が穏やかで喜び多い毎日を送られていかれますことを祈るばかりです。
パンやスイーツが私にとっては悪魔かな。
辞めた方がいいとわかっていても欲しがってしまう笑
マルセイユタロット 大アルカナ 14 節制 意味まとめ
14 【節制】
天使が二つの壺のワインと水を混ぜ合わせている
【意味】
相対する物が混ざり合いミックスされていく状態のこと
ワインと水は全く違った作用をもちます。飲む人を酔わせる物と酔いをさます物です。それが混ぜ合わされるとゆうと一見薄いワインの様ですが実は全く違った物ができあがりワインでも水でもないものに変わっていきます。新しい何かに移り変わる最中がこの「節制」状態ですのでどっちつかずの不安定な状態といえます。ゆっくりと古いものに新たに加わったものとの間で変容がおき浸透していきます。どんなに嫌だとおもってもその変容を止めることはできないのでどこか諦めの精神が必要となってきます。
【どんな時このカードがでるの?】
・自分とは全く違う価値観と出会った時
・受け入れたくないと思いつつも受け入れるしかない時
・どっちかに決めきれない時
・ハッキリしたくてもできない時
・過去とは明らかに変わっていく時
【こんな世界観】
今までは自分だけの信念や価値観で押しとおる事ができたのですが、人との関わりにおいては自我を押し通すだけではうまくいかなくなる時がやってきます。そんなときどちらかが正しかったりどちらかを選択できるのであれば「正義」(交渉次第・他も比べてみる)や「教皇」(正しい教えを選ぶ)が出る事でしょう。しかしそんな単純に白黒はっきりつけられないグレーは世の中には存在します。それがこの節制の世界です。つまり今までのあなたの信念とゆうこだわりが薄まり新しい価値観を受け入れていくちょうどその成長過程であるとゆうことです。確かに、ハッキリ決めれらない時ってありますが、そうゆうときはそうしておいていいのがこの世界では正しいとゆうことになってきます。
【まとめ】
例えば子供のころに生き別れた親がいてずっと憎んでいたのだけれど、大人になりそれなりの事情とゆうものを知りある日再会したら「節制」の世界を通るのではないかなと勝手に想像しています。ただの嫌いだった親がお互いに年を取り向かい合ったのならば今までの想いに異物が入ってくるのではないでしょうか。拒絶したい思いとDNAに刻まれた不思議な感情。そんな相反する思いがゆっくりと混ざり合い変容していく、シンプルにはいかないもやもや間や葛藤がこの浸透過程におこっていくのではないでしょうか。。とそんな似たような体験、少しはあるかな。
マルセイユタロット 大アルカナ 13 死 意味まとめ
13 【死】
大きな鎌をもった骸骨とバラバラになった人体が大地に散らばっている
【意味】
自然の摂理やサイクルの終わりの意味
不要なものはこの時期に刈り取られて終わっていきます。大切だったものを失ったとき人は無の状態になって抜け殻のようになります。しかしいってみればそれはどうやら役目を終えたのであって失われたのとは違うようです。活力を失い死んでいく流れの一コマです。無になった後はどうなるとおもいますか?ずっとそのまんまではありません。それよりも抱えきれない不要な物を持ち続けていては新たなものが始まらないように、終わってなくなってしまえば自然な流れて新しいものは入ってきて始まっていくとゆうものです。寂しさや思い切りはあるかもしれませんがそのあとは清々しさとなっていくでしょう。
【どんな時このカードがでるの?】
・終わりにむかう時
・なにかの納め時、切り替え時
・いままでは価値があると感じていたことに興味がなくなっていく時
・卒業する時
・ゼロ(無)に一旦はなる時
【こんな世界観】
今まではこれといった信念めいた物があなたを駆り立てる原動力となっていたのでしょう。しかし何か意味やこれといった心での憤りがあるわけでもなく自然な形でその信念への価値が薄れていく時があります。あんなに死守したくてしかたがなかった大切な魂のような物。それなのにこの世界ではその命とでもいえる信念が通用しなくなっていくようです。萎んでいく死んでいく感じです。あんなに活き活きとエネルギッシュに語っていた過去が嘘の様。しかしその信念はどうやらもう必要ないようです。つまり春夏秋冬のサイクルの終わりであるとか過去へのさよなら、卒業といった世界です。ここで悪あがきするとモヤモヤとした状況は長引いていまうだけとなってしまいそう。しかしそれはとても自然な流れでやってくるものなのです。何か後退していくのでは!?と不安になる事はありません。一旦無になってそしてそこからまた何かが始まるのですから。
【まとめ】
こんな事例がありました。
不倫関係にある方がある日お相手の方が奥様と一緒のところを目撃してとてもショックを受けてそれからとゆうもの、このままでいいのだろうか?とゆう気持ちに変わっていったといいます。その時できカードがこの「死・無」今までの淡い感情がゆっくりと薄れていったといいます。何かを終わりにしていく感じだといいます。とても怖そうに見えるカードですが自然な流れの中に起きる必要な段階なので怖いとゆうよりは楽になっていくので「死と再生」といった意味と感じています。「力」「吊るされた男」、この苦しみから解放に向かうのであればやはり楽を感じさせる世界かと思います。
マルセイユタロット 大アルカナ 12 吊るされた男 意味まとめ
12 【吊るされた男】
罪人(裏切者)が片足をロープで縛られ宙吊りにされて身動きがとれない
【意味】
手も足もでないどうすることもできない状態であることに気づくしかない
人は思うようにばかりはいかないものです。願えは叶う?努力は嘘をつかない?確かにそれなりの見返りがある時もありますがそうゆう時ばかりではないですよね。相手の期待に応えたくてもこたえられない事は多々あります。精一杯やったからといって想いどおいに行かないことはあります。自分の責任ではないのに仕事を押し付けれらたりする事もあります。そんな時は誰が悪いと原因を探すのもいいですが潔くその時のやれる事に専念する先に、真の評価がついてくる、そんなこともあるとゆう事です。望んでいない昇級の話もこの状態かもしれませんが。。。
【どんな時このカードがでるの?】
・相手の期待に応えられない時
・考えを変えられない時
・どうにもならない時
・制限や割があわないと感じる時
-→視点を変えてみてみる必要を施されていて、物事の本質に気づくプロセスである。
質問者にとって大事な物事とそうでないものとを仕分けしてみる時である
【こんな世界観】
何かをしたからといって必ずしやそれに見合う対価があるわけではないとゆうのがこの世界。やっただけの報酬があるのは正義なのでまさにその逆といえます。例えば好きな人がいて誠心誠意尽くしたり相当なプレゼントをしたからといってそれに見合う見返りとゆうものはない場合があります。こんなに尽くしても振られたぁ、とゆうのもこの世界かなと感じます。いってみればどんなに頑張ってみても叶わない事があってそれを知る事で得られることとゆうのがあるのだと思います。人の苦しみや不条理な中でしか見つけれらない知恵や悩みえた喜びはこの世界を知る人のみが味わえるのだと思います。それに「あ~やらかしてしまったぁ~」とゆうのもこの世界です。汗が飛び出すやつですね。そんなときはもう平謝り以外にすべはないですものね。
【まとめ】
私は「力」と「つるされた男」のカードが一番苦手かなと感じています。なぜならある意味対策がないことを受け入れるとゆう世界の様に感じるからです。力の方が苦しみがありそうですね。こっちはブラーんと吊るされているだけで力はいりません。やがては「死」がやってきてくれるわけですから笑。とは言え、この状態を知ることを嫌う私としては腹をくくって潔く粛々と対処する以外にすべはないのだと思います。だって、決められないのですから。。。
そして「月」や「悪魔」と比べれば心や体がモヤモヤするわけではないのでまだ切りかえできる方かなぁ。
マルセイユタロット 大アルカナ 11 力 意味まとめ
11 【力】
女性がライオンの口を押えている
【意味】
思い通りにはいかない事に対して、屈することなく向き合っていくことで精神的強さを養う
これまでは何とかしようとしていたかもしれませんがここからは思い通りにはいかない事が待ち受けています。主体性が徐々になくなっていきます。思い通りにいかないからといって逃げるに逃げられないのです。出来上がってしまっている固定観念を外していかなくてはどうにも進めない事を意味しています。本当の「強さ」とは肉体的な強さではなく精神的な強さを意味しています。つまり、自身の考えに折り合いをつけていくことが課題となってくるのがこの力の世界で、思い通りにいかないからといって諦めてしまう事はもちろんできますが、諦めてしまってはいままでと同じことの繰り返しだとゆうことなのです。つまり、今までとは違った素敵な新しい世界を知るにはこの精神的な強さが今後必要不可欠だとゆうことなのです。さあ、今までの低い次元の世界を卒業してもっと違うステージの世界をみたいとはおもいませんか。そのためにはしっかりと腰を据えていく序章がこの力の世界を身に着けつとゆう事なのです。
【どんな時このカードがでるの?】
・辞めるに辞めれない、逃げるに逃げれない時
・精神性を鍛える必要がある時
・自分の過去と折り合いをつける時(それが強さである)
・我慢してやるしかない時
・プライド(こだわり)を捨て始める段階にきた時
【こんな世界観】
困難な状況とゆう時はあるものです。そんな時に覚悟をもってしてひるまずに立ち向かわなければいけない時があるものです。例えば、好きで仕方がない人がいたとします。どんなに頑張っても振り向いてはもらえない時も当然あります。そんな時、それでも諦めきれないといって追いかけまわしていたとしたらそれはまさに「力」の世界にいるといえます。そんな時は一度立ち止まってみて状況を第三者的に見つめなおしてみる時なのでしょう。人が他人の心までもコントロールなどできやしません。往生際をよくしてしっかりと状況を受け止める強さをもたないと傷は深くなり取り返しのつかないご関係へとなりかねません。立ち止まって受け入れる強さを持てば次なる手はみえてくるものなのですから。
【まとめ】
思い通りにいかないからといって逃げ出さず諦めずくらい続けなければいけない世界を通して視えてくるものとはなんなんでしょう?それは思い通りにいかない時もあることを受け入れる余裕や内面的な成長だとおもいます。例えば、子供ができなくて何がなんでも欲しくて仕方がない方もいます。そこで体外受精や妊活を試みてもどうしてもうまくはいかない事って誰しもではありませんがそうゆう方もいらっしゃいます。その時、それでも不妊治療を継続し続けるのかそれとも一度立ち止まってみるかを決めるのはその人自身です。成功しないことに対してすぐには受け入れられないご状況がこの「力」なのかもしれませんが腹をくくったときに出てくる気づきはきっとあるのだと思います。なぜなら何でもかんでも物分かりよくできないのが人間らしさなのですから、そういった意味でこの「力」のカードは最も人間臭さを感じる一枚かなと思います。